002.小沢一郎と新党の行方 

世界はどうなる 第22号(2012/07/24) 小沢一郎と新党の行方 〔A4 12ページ〕
第52話 小沢一郎と新党の行方 より抜粋


(前略)小沢の政治家としての基本的行動パターン(芸風)は、「理想に基づいて新たな組織を作り、現実の動きが自分の意にそぐわなければ、そこから抜け出し、また新たな組織を作る」というものだ。
これは、彼が相反する2つの出生衝動に交互に影響されて行動していることによるもので、彼は現実と理想の間を行き来しているのである。このことは、彼の周囲にいる人々の証言からも見て取れる。

小沢と3度かかわりあった海部俊樹元首相は、回顧録『政治とカネ』(新潮新書)の中で、次のように述べている。  

・・・あの「壊し屋」にはほとほと疲れる。人の陣地に手を入れて、誘惑してその気にさせて壊す。あの性癖は、死ぬまで治らないのではないか。業というか、あそこまでいくと、もう病としか言いようがない・・・

(中略) 彼が何度も同じ芸風を繰り返すのは、その芸風がかなり根深いことを意味する。視点を変えれば、血族運命のひとつ、「中途挫折の血族運命」と言うことができる。
この血族運命は、何事も途中でやめてしまう、もしくは、やめざるを得ないような制約をもたらし、目的が成就されないまま人生を終えることになる。
海部の言う「業」、「病」は図らずも的を射た表現だ。今回の新党結成もこの力が強制、投影されていると考えられる。(血族運命については『運を創る』を参照)。 (後略)

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