003.作られた食糧危機  

世界はどうなる 第23号(2012/08/15) 作られた食糧危機 〔A4 12ページ〕
第53話 作られた食糧危機 より抜粋


ロイターウェブサイトは、2012/08/10、次のような記事を載せた。
(中略)また、別の記事では、次のように報道した。

・・・米中西部での深刻な干ばつで、穀物生産見通しが大幅に悪化。ロシア、ウクライナでの乾燥した天候や欧州での湿った天気などを背景に6月中旬以降、小麦価格は50%強急騰、とうもろこし価格も45%超上昇した。大豆価格は過去2カ月間で約30%上昇、昨年末からは60%近く値上がりしている・・・

最近になって、このような食糧危機の報道が相次ぐようになっているが、会員諸氏は、これをどうとらえているだろうか。  
私は、これらの報道は、捏造とまではいかないが、世界をある方向へ導くために“作文”や“演出”がされたものと考えている。何のためか。それは、経済鎖国の必然性を作り、ひいては新ドル体制を世界に納得させるためである。

(中略)以上のように、アメリカは干ばつを黙認し、食糧危機を演出している。その理由は、食糧危機が、経済再生プロジェクトの最終章の一部である「経済鎖国」に移行する大義名分になるからだ。
経済鎖国は、保護主義を超えたもので、新ドル体制に持ち込むために重要かつ不可避なプロセスであり、干ばつが起こらなかったとしても、アメリカはテロ、疫病など別の対象を利用して経済鎖国を推し進めただろう。

(中略)しかし干ばつという自然災害なら、自国民の食糧を守るために輸出制限を行なうという名目で無理なく経済鎖国へ持っていける。実際は、備蓄があるので自国民への影響も少なく、輸入国側に対しても、飢えへの恐怖を植えつけることができる。 干ばつはアメリカにとってまことに都合がよかったということだ。(後略)

全文が読めるバックナンバーは、こちらで販売中です



世界はどうなる INDEXへ