008.破綻期の日本の姿  

世界はどうなる 第28号(2012/11/11)  〔A4 12ページ〕
第59話 庶民の目で見た明日の日本 より抜粋


(前略)以上を参考にすれば、日本もさらなる財政出動が望めない以上、破綻期のカネ回りについては、南欧のような道をたどり、大恐慌時代のアメリカと同じような様相を呈する可能性が高い
そこまで起こり得ないと考える人もいるだろうが、それは、破綻の備えが足りないことからくる淡い期待が過分に入っている。
(中略)私は、このまま日本が破綻せずに経済的な危機を乗り越えるとか、破綻してもソフトランディングするなどとは、いささかなりとも考えていない。それどころか、我々庶民は、谷底を見ながら細い山道をたどるような感覚で生活をする羽目になると思っている。

(中略)破綻期に現状の給与を維持できる人は10%にも満たず、このように、平均して20%以上の給与引き下げが日本のサラリーマンを襲うことになる。まともに暮らせない人も出てくるだろうが、企業が賃金を払えない状態に追い込まれている以上どうしようもない。
シャープの騒動に続くかのように、パナソニックも62年ぶりの無配に転落したことが、何よりの証明で、今後、経済事件が起きる度にこのような企業が続出することだろう。

(中略)  想像していただきたい。多くの方は、国家破綻といっても、漠然と“自分は”おそらく何とかなると考えている。そのこと自体、淡い夢物語に過ぎないが、仮に自分が何とかなったとしても、家族、友人、親戚、取引先などでこのようなことが次々に起こり、リストラされた、ローンが払えずに家を手放したといった話が頻繁に耳に入ってくる。
治安が悪化し、安全がタダではなくなる。テレビや新聞は今以上に暗いニュースばかりを報じる。そういう時代を、我々は生きなければならないのである。

 自分だけは何とかなるという考えは、幻想に過ぎない。何も準備をしなければ、精神基盤を崩壊させられ、今までの膿を出さざるを得ないような事態に遭遇するのだ。(中略) では、経営者はどうしたらいいのだろうか…… (後略)


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